【昨日のプチシイン会は大盛況で大感謝
】
ご来店の皆さまには、四恩醸造“つよぽん”からヴィニョーブル・ギョーム、世界最高峰白ワインまで、全部きれーに飲み倒していただきましたありがとうございます
心に残るワインの感想は後半にて
***************************************
おきなわで、ワインを楽しむ、みなさまへ
【le premier mai (dimanche)】
5/1 (日曜日)
おはようございます
***************************************
【Vol.71】
~上級編~
【question】
ボルドーでは格付けが厳格で、たとえば、5級ワインが1級ワインの価格を超えることはほとんどないです。
一方、ライバルのブルゴーニュは、特級よりも価格の高い1級ワインはいくらでもあります。
なぜ、こんなに違うのでしょう?
***************************************
***************************************
【réponse】
ボルドーの格付けでは、たとえばメドックでは、最高級の1級は5つしかないですが、ブルゴーニュは最高位の特級格付けの畑が多く(33)、ボルドーほどの値打ちがないため。
人間が覚えられるのは7つまでといわれているそうです。
メドックのように、7つ以下だと、名前を覚えることができ、エリートとして尊敬され、価格も最高になります。
でも、ブルゴーニュのように、33もあると、多すぎるし覚えきれないので、ありがたみも薄れてしまいます。
かくして、ブルゴーニュのワインの値段は、格付けではなく、実力に比例します。
たとえばジュヴレ・シャンベルタン村の特級でも、グリヨット・シャンベルタン、ラトリシエール・シャンベルタンなどは知名度が低く、クロ・サン・ジャックのような知名度抜群の1級物より価格は安いことが多いです。また、ピュリニー・モンラシェ村の特級「ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ」や、シャサーニュ・モンラッシェ村の特級「クリオ・バタール・モンラッシェ」は、名前が長くて知名度が低いため、よほどの人気生産者の物でなければ、特級にふさわしい価格は望めないです。
…そういえば、昨日のプチシイン会のアイテムでも言えました
ルフレーヴの「ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ “クラヴォワイヨン” 1999」の方が格付けは上ですが、コント・ラフォンの
「ムルソー “クロ・ド・ラ・バール” 2005」(モノポール=単独所有畑)の方が価格は高いです。
実力も、実際昨日飲まれた方のほとんど皆さんがムルソーの方に心奪われていましたよ
***************************************
~ワインで覚えるフランス語~
C'est un Gevrey-Chambertin AOC.
(セ タン ジュヴれイ シャンベルタン アーオーセー)
これはAOCジュヴレ=シャンベルタンです。
C'est un vin de village?
(セ タン ヴァン ドゥ ヴィラージュ)
村名ワインですか?
Oui, D'abord, regardez bien le vin en penchant le verre.
(ウイ. ダボーる, るギャルデ ビヤン ル ヴァン アン パンシャン ル ヴェーる)
そうです。まずグラスを傾けながら、ワインをよく見てください。
***************************************
おきなわで、ワインを楽しむ、みなさまへ、
今日も、ワインな楽しい一日をお過ごしください
***************************************
…まず。
今回の「クレマチス(橙)2009」は今まで飲んだ四恩醸造ラインナップの中でも一番印象に残るほど…まずその優しい佇まいにぐっと惹き寄せられました
ボトルからの外観も、グラスに注いでからも、まさに
橙!!を感じる、ほんのり哀愁漂う夕焼け空のようなルビー色
微炭酸ということで、泡立ちもとても穏やかに持続し、香りにはたくさんの柑橘類、柚子なんかのニュアンスも楽しめました。
熟したりんごなど、優しい日本のくだものも沁みてきました。
いつものリリースしたての元気な勢いとはまた違って、要素が溶けあったバランスの良さをアタックからアフターまでスムーズに感じられました。
小林“つよぽん”さん曰く、「前菜よりも魚料理や淡白な肉料理との相性が良いような気がしています。豚の生姜焼きとかもいける気がします。外でBBQして、肉からシーフードまでがつがつ楽しんでほしいですね。」
…はい、そうしようと思いますビーパらぶ
「夏の陽(白)2007 Ver.2」は、入荷本数が少なすぎるので内緒です
買って飲まれた方が、思い思いに楽しまれたら、それがいいんだと思います。
絶好調連発でした、
ミッシェル・サラザン ジヴリー シャン・ラロ 2006
ヴィニョーブル・ギョーム コレクション・シリーズ
ルフレーヴ ピュリニー・M 1er クラヴォワイヨン 1999
はお蔭さまで完売しちゃいました。
コント・ラフォン クロ・ド・ラ・バール 2005
黄金色に輝く外観にまず吸い込まれまして。
開けてすぐにハチミツのニュアンスも顔を出してましたが、たくさんのフルーツや花、へーゼルナッツやバニラ、しまいには品の良い紅茶の香りまでも
圧倒的な果実感だけでなく、まだまだ元気な酸味とミネラルの下支えも感じられて、コク深く、時間が経つにつれてバランス良くまとまります。
2年ぶりでしたが…やはり素晴らしいクロ・ド・ラ・バール。
2005年は最後の1本、期待に応える価値あるワインです
価値あるワインと貴重な時間をありがとうございました。
ではでは
よだけんとワイン