【飲む人に幸せが訪れますように】
中森くん大興奮の香り新鮮旨口ロゼ・ブルゴーニュが久々HITです
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【4/30(土)のプチシイン会も素晴らしいグラン・ヴァンをお楽しみに】
四恩醸造“つよぽん”の『限定入荷NEWアイテム』もご案内予定です
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おきなわで、ワインを楽しむ、みなさまへ
【le vingt-trois avril (samedi)】
4/23 (土曜日)
おはようございます
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【Vol.67】
~上級編~
【question】
007シリーズの最高傑作映画は、俳優の演技力とシナリオの面白さで観客を惹きつける『ロシアより愛をこめて』、というのが定評です。
シャンパンが登場するのが007シリーズの1作目からのお約束ですが、『ロシアより愛をこめて』に出てきたシャンパンはなんでしょう?
(1) ドン・ペリニヨン
(2) テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ
(3) ボランジェRD
(4) ヴーヴ・クリコ・グランダム
(5) ベル・エポック
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【réponse】
(2)テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ
『ロシアより愛をこめて』に登場したのは、テタンジェ社のプレスティージ・シャンパン「コント・ド・シャンパーニュ」です。
白ブドウのシャルドネだけで造った最高級シャンパンですが、これがストーリーの重要な小道具になっています。
ジェームズ・ボンドはトルコのイスタンブールからオリエント急行に乗り、ロンドンに向かった。
途中でイギリス人将校と落ち合うが、この将校はじつはソビエトのスパイ。
オリエント急行の食堂車でボンドとスパイが舌平目をオーダーしたときのこと。
飲み物を聞かれて、ボンドはテタンジェのコント・ド・シャンパーニュをオーダーし、イギリス人将校に化けたロシア人は、キアンティをたのんだ。
食事が終わった後で、ロシア人スパイが正体を現し、ボンドにピストルを突きつける。
その時ボンドは、「舌平目に赤ワインか…」と無念そうにつぶやいた。
本物のイギリス人なら、舌平目にイタリアの安い赤ワインを合わせるわけがない。
そのときに、イギリス人でないことに気づくべきだったというわけですね。
そんなボンドの気持ちを見透かして、「ワインに詳しくてもお前の負けだ」と、ワイン通のボンドに厳しい一言。
なお、007シリーズに出てきたシャンパンは、ドン・ペリニヨン、テタンジェ、ボランジェで、ヴーヴ・クリコはまだ登場していません。
その佇まい…圧巻でございます
「テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ 1998」
店頭税込 ¥28,000
高まりきって、もはや当たり前の存在になったブラン・ド・ブラン。
繊細な和食と合わせやすいから当然のことでしょうね。
そのパイオニアがテタンジェ社です。
1957年にデビューしたコント・ド・シャンパーニュ52年が、最初の一般向けブラン・ド・ブランのようです。
考案したのは先代社長のクロード氏。
美食家のクロード氏は、現在の軽やかなフレンチや和食の人気を予見していたそうです。
コント・ド・シャンパーニュ誕生の陰には、フランス3大料理人の一人、フェルナン・ポワン市との交流がありました。
ポワン氏はポール・ボキューズやトロワグロ兄弟を育てたヌーヴェル・キュイジーヌの祖です。
ソースの簡略化や素材の尊重を打ち出し、重苦しい伝統料理を革新しました。
ヌーヴェル・キュイジーヌは和食の影響もうけて、発展しました。
半世紀後の日本で、ブラン・ド・ブランが受けているのは偶然ではないようですね
…久しぶりに飲みたいものです
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~ワインで覚えるフランス語~
Il gèle. 凍てつく
(イル ジュレ)
Il fait 30. 30度です
(イル フェ トらント)
Il fait moins 5. マイナス5度です
(イル フェ ムワン サンク)
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おきなわで、ワインを楽しむ、みなさまへ、
今日も、ワインな楽しい週末をお過ごしください
ではでは
よだけんとワイン