【お詫び ~~プチシイン会延期のお知らせ~~】
誠に勝手ながら、4/10(日)に予定しておりました、「"0"のつく日のプチシイン」は延期させて頂きます。
毎回楽しみにされている皆様には大変申し訳ないですが、予めご了承くださいませ。
***************************************
おきなわで、ワインを楽しむ、みなさまへ
【le premier avril (vendredi)】
4/1 (金曜日)
おはようございます
***************************************
【Vol.57】
~中級編~
【question】
フランスが本家のブドウの中で、ニュージーランド産がフランス物を追い抜いてしまったと、世界のワイン愛好家の間で評判の品種は何でしょう?
(1) ゲヴュルツトラミネール
(2) シラー
(3) プチ・ヴェルド
(4) ソーヴィニヨン・ブラン
(5) シュペートブルグンダー
***************************************
***************************************
【réponse】
(4) ソーヴィニヨン・ブラン
ソーヴィニヨン・ブランの特徴は、草をすり潰したような青々しい風味があることです。
プロはこれを「グラッシー」と表現します。
ワインを造る場合、ブドウの品種、気候、土壌、の3つがピタリと合う組み合わせを探すのが非常に重要でとっても大変です。
ワインの古典国フランスは、何百年もかけて、先祖代々、試行錯誤して最適の組み合わせを見つけました。(たぶん。。。)
新世界の生産者は、「なんでも試してみよう」がモットーで、いろいろな場所にいろいろなブドウを植えて、最善の組み合わせを探そうとしています。
日本のワイナリーももちろん同じですね。
その試行錯誤が大当たりしたのが、ニュージーランドでのソーヴィニヨン・ブランです。
本国、フランスのものより、香りが鮮烈で飲むとびっくりするほどです。
なお、ソーヴィニヨン・ブランを入れたグラスに10円玉を入れると、特徴的な「草をすり潰した香り」が消えます。
これは、ソーヴィニヨン・ブランの香りの本体、チオールが銅イオンと結びつくためです。
実験としてはおもしろいですが、香りが消えたソーヴィニヨン・ブランは味気ないのでやりすぎは禁物です。
高級ブドウの中で、ピノ・ノワールだけは、ブルゴーニュに勝てる場所はないと思います!
かれこれ8~9年前になりますか…このソーヴィニヨン・ブランにハマリマシタ
「クラウディー・ベイ ソーヴィニヨン・ブラン 2008」
ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランの先駆けですね
シチュエーションもピッタリくれば、これに勝るものはなかなか出会えないと思います。
個人的に、ニュージー・ソーヴィニヨンには一生かけてこだわっていくつもりなので、ご期待くださいね
***************************************
~ワインで覚えるフランス語~
【ブルゴーニュのクリマ名】
ブルゴーニュのコート・ドールは1200ほどのクリマ(clima:歴史的な名前のつけられた小区画)があります。
最古のクリマはシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ(Chambertin-Clos_de-Béze)で、その名は630年に記録されています。
クリマの名は、ときにはユニーク、ときには素朴、実に多種多様なフランス語がちりばめられています。
28. Corbeaux カラス
(コルボー)
29. Grand rue 大きい道
(グラン・リュ)
たとえば"Vosne Romanee Premier Cru Beaux Monts"のように、ラベルのA.O.C.のあとにこれらのクリマ名が記されているのを記憶している人もいることでしょう。
自然に囲まれた風土が感じられる名前たちです。
ボルドーのシャトー名にも興味深いフランス語がちりばめられています。
サン=テミリオンのシャトー・シュヴァル・ブランのCheval Blancは白馬、シャトー・ラトゥールのLatourはLa Tourで塔、シャトー・ラフルールのLafleurはLa Fleurで花、という具合です。
シャトー・ラフィット・ロートシルトのLafiteはLa Hite(小高い丘)、シャトー・ムートン・ロートシルトのMoutonはMothon(土塊)が由来といわれています(ロートシルトはイギリスの銀行家ロスチャイルド家のドイツ語読み。フランス語だとロッチルド)。
***************************************
おきなわで、ワインを楽しむ、みなさまへ、
今日も、ワインな楽しい一日をお過ごしください
ではでは
よだけん