【お詫び ~~プチシイン会延期のお知らせ~~】
誠に勝手ながら、4/10(日)に予定しておりました、「"0"のつく日のプチシイン」は延期させて頂きます。
毎回楽しみにされている皆様には大変申し訳ないですが、予めご了承くださいませ。
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おきなわで、ワインを楽しむ、みなさまへ
【le trente et un mars (jeudi)】
3/31 (木曜日)
おはようございます
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【Vol.56】
~中級編~
【question】
ル・パンやヴァランドローなど、いわゆるシンデレラ・ワインを造るのが得意で、世界一有名なボルドーの醸造コンサルタントはだれでしょう?
(1) ダニエル・シュスター
(2) トニー・ソーター
(3) ヘレン・ターリー
(4) ミシェル・ロラン
(5) ステファン・ドゥルノンクール
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【réponse】
(4) ミシェル・ロラン
「シンデレラ・ワイン」とは…全く無名だったのに、ある日突然、ワイン会の帝王ロバート・パーカーから高得点をもらったワインです。
「シンデレラ・ワイン」は、どっしりとしたフルボディで、色が黒に近いほど濃く、ジャムのように甘みが残ったいわゆる「黒ワイン」が多いです。
収穫時期を遅らせた過熟ブドウを選別して使い、新樽に入れて熟成させ、微量の酸素を吹き込んで少し酸化させて造るのがミシェル・ロランのスタイルです。
ミシェル・ロランは、世界中の何百ものワイナリーとコンサルタント契約を結んでおり、北半球と南半球で年に2回ワインを造ります。
飛行機で世界中を飛び回るので、「フライング・ワインメーカー」と呼びます。
このため、世界中の赤ワインの味が「黒ワイン」化し、土地や気候の特徴が出ないと批判を浴びています。
ミシェル・ロランは、ワインをテーマにしたドキュメンタリー映画、『モンドヴィーノ』では、最大の悪玉として登場します。
「もっと酸素を入れろ、ギャハハハ」と高笑いするシーンは、どんな名優も適わない迫力があります。
帝王、ロバート・パーカーとは何十年来の友人で、ミシェル・ロランがコンサルテーションするワインがパーカーの高得点をもらうのは、何かあるのかもと勘繰る人もいます。
パーカーも、『モンドヴィーノ』に登場し、影の黒幕的な役どころでした。。。
でも、ミシェル・ロラン氏の美味しいワインもたくさんありますね
「カサ・ラポストール シリーズ」
チリで唯一、ミシェル・ロランがコンサルタントを務めるワイナリーです。
ここのフラッグ・シップの「クロ・アパルタ」はやはり、パーカーさんの評価が抜群なワインです。
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~ワインで覚えるフランス語~
【ブルゴーニュのクリマ名】
ブルゴーニュのコート・ドールは1200ほどのクリマ(clima:歴史的な名前のつけられた小区画)があります。
最古のクリマはシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ(Chambertin-Clos_de-Béze)で、その名は630年に記録されています。
クリマの名は、ときにはユニーク、ときには素朴、実に多種多様なフランス語がちりばめられています。
25. Perdrix 山うずら
(ペルドリ)
26. Levrons 子犬
(ルヴロン)
27. Serpentière 蛇
(セルパンティエール)
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おきなわで、ワインを楽しむ、みなさまへ、
今日も、ワインな楽しい一日をお過ごしください
ではでは
よだけん