コートドール　沖縄　〝南の島のワイン屋さん〟

おきなわで、ワインを楽しむ、みなさまへ


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【Vol.12】
~入門編~

【question】
シャンパンのコルクの抜き方で、正しいのはどれでしょう?

(1)　ポンッと大きな音を立ててコルクを飛ばし、泡を吹き出させて盛り上げる

(2)　ポンッと大きく音を立てるがコルクは飛ばさず、泡も出さない

(3)　ポンッと小さく音を立て、泡は出さない

(4)　なるべく音を立てず、泡も出さない

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【réponse】
(4)　なるべく音を立てず、泡も出さない

シャンパンのコルクを抜くときの基本は、音を立てず、泡も出さないことです。
ソムリエは「お姫様の溜息」のように小さくシューッと音を出すようにしており、この音を「天使の溜息」と言われることもあります。

音なしでコルクを抜くコツは、【1】よく冷やしてボトル内のガスを落ち着かせる、【2】ボトルを被うフォイルだけを剥がし、針金はつけたままにして飛ばないように上から押さえてながら持つ(針金がついている方が、摩擦が大きく手にフィットして回しやすい)、【3】ボトルを斜めに傾けながら、ゆっくりコルクを回します。
「溜息」が出た後も、すぐ垂直に立てずに、泡立ちが落ち着くまで斜めのままにしておくと泡もこぼれません。

ちなみに、一番派手で盛り上がる開け方として、シャンパン･サーベル(サーベラージュ)というのがあります。
コルクをつけたまま、ネックごとサーベルで吹き飛ばす勇壮な開け方です。
上手な方は、一滴もこぼさずネックを飛ばせます!?
コツは、【1】ネック部分ごとギンッギンに冷やしまくっておく、【2】フォイルと針金を取る、【3】重い包丁やナイフ、専用のサーベルを使う、【4】ボトルの繋ぎ目に沿ってネック部分に向けてサーベルを滑らせる、【5】ネックの出っ張りにインパクトを当てるイメージでサーベルを振り切る。
プロ曰く、「サーベラージュなんて、タイミングだけの勝負なので、バター･ナイフやグラスの台座でもできちゃいますよ」とのことです

年末やクリスマスくらいは、大切な方と美味しいシャンパンで乾杯したいですよね
モエやヴーヴ!!年末特価シャンパン達が、今週末あたりからドンドコ登場予定ですので、ぜひぜひご期待ください

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~ワインで覚えるフランス語~

Le champagne est fait en Champagne, la région autour de Reims.
(ﾙ ｼｬﾝﾊﾟｰﾆｭ ｴ ﾌｪ ｱﾝ ｼｬﾝﾊﾟｰﾆｭ, ﾗ ﾚｼﾞｮﾝ ｵﾄｩｰﾙ ﾄﾞｩ ﾗﾝｽ)
シャンパンはランス周辺のこの地域、シャンパーニュで造られています。

champagne　　　シャンパン
(ｼｬﾝﾊﾟｰﾆｭ)

Champagne　　　シャンパーニュ地方
(ｼｬﾝﾊﾟｰﾆｭ)

シャンパン(シャンパーニュ※)は発泡性(スパークリング)ワインの代名詞のように言われていますが、シャンパンと呼べるのは、発泡性ワインの中でもフランスのシャンパーニュ地方で生産されたものだけです。

シャンパンの製法は実に複雑です。
まず果汁を発酵させワインを造り、それらをブレンドしたのち、春先に糖と酵母を加えてボトルに詰めます。
すると瓶の中で二次発酵がおこり、泡の成分が発生し、瓶内気圧が高まります。
そのまま1~2年おいた後、ボトルを斜め下向きにおくピュピトル(pupitre)と呼ばれる台に挿入し、少しずつ回転させて瓶内二次発酵で生じた澱を瓶口のほうにためていきます。
そのあと瓶口だけを凍らせて栓を抜き、少しのワインと一緒にすばやく澱を取り除きます。
この時に失った分量を、砂糖やリキュールで補い、もう一度栓をして製品にします。
このときの甘味の加え方で、甘さを調節できます。
近年人気の高まっている、糖分無添加のブリュット･ナチュール(brut nature)から甘いものまで様々な種類があり、ラベルに表記されています。

原料とするブドウは主に、シャルドネ、ピノ･ノワール、ピノ･ムニエで、シャルドネだけで造られたものは特に、「ブラン･ドゥ･ブラン(白の白)」と呼ばれ愛好家も多いです。
ちなみに黒ブドウだけで造られたシャンパンは「ブラン･ドゥ･ノワール(黒の白)」で、個性的な風味を醸します。

※シャンパーニュ委員会はこの「シャンパーニュ」という呼称を世界中に普及させようと奮闘しています。

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おきなわで、ワインを楽しむ、みなさまへ、
今日も、ワインな楽しい一日をお過ごしください

ではでは

ソムリエ　よだ